
( 1 ) 東京都品川区のリニア中央新幹線第1首都圏トンネル工事現場近くの区道が隆起した問題を巡り
トンネル工学の専門家が現場を視察し、原因について「作業に使う気泡が地表付近まで上昇し区道を破損させた」との見解を示した。
4日に現場を訪れたのは、大阪大の谷本親伯(ちかおさ)名誉教授。大型掘削機(シールドマシン)による工事では
内側から泥土と、土を後方に搬出しやすくするために使う気泡を押し出し、外側からの土や水の圧力と均衡させながら掘り進めているという。
ただ圧力や気泡量の調整が不十分で気泡が上昇。気体は地上に近づくと膨張し、区道を破損させたと推定した。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/447519